ホーム > お知らせ

≪更新≫ 第24回まろにえらーにんぐ情報【SDGs目標3「すべての人に健康と福祉を」】

2022年9月24日

/up_image/sdg_poster_ja_2021-640x452.jpg

不定期配信【まろにえらーにんぐ情報】の第24回配信です。
今回のテーマは「SDGs目標3「すべての人に健康と福祉を」です。
前回の第23回まろにえらーにんぐ情報では、SDGs目標3が目指す、”健康的な生活”とは何か、ということに触れました。

ここでおさらいです。
SDGs(えすでぃーじーず)とは2015年の国連サミットで採択された、2030年を期限とした国際目標のことです。第4回まろにえらーにんぐ情報「世界を変えるための17の目標SDGs」でご紹介させていただいた日本ユニセフページより下記引用します。
____

貧困、紛争、気候変動、感染症。人類は、これまでになかったような数多くの課題に直面しています。このままでは、人類が安定してこの世界で暮らし続けることができなくなると心配されています。そんな危機感から、世界中のさまざまな立場の人々が話し合い、課題を整理し、解決方法を考え、2030年までに達成すべき具体的な目標を立てました。
それが「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)」です。

持続可能とは、何かをし続けられる、ということです。
SDGsは、私たちみんなが、ひとつしかないこの地球で暮らし続けられる
「持続可能な世界」を実現するために進むべき道を示した、つまり、ナビのようなものです。
____

今生きている人だけでなく、未来の世代も含め世界中の誰もが幸せに暮らし続けることができる世界の実現を目指しています。SDGsには17の目標とその下に、169のターゲットと指標がわかりやすく示されています。その中でSDGs目標3が目指す、”健康的な生活”とは、肉体的・精神的・社会的に満たされている状態を指しています。
前回も触れましたが「健康的な生活」について、WHO(世界保健機構)の憲章には以下のように記載されています。
_____

健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが 満たされた状態にあることをいいます。
人種、宗教、政治信条や経済的・社会的条件によって差別されることなく、最高水準の健康に恵まれることは、あらゆる人々にとっての基本的人権のひとつです。
世界保健機関憲章前文
____

さて、前置きが長くなりましたが、今回はゴール3「すべての人に健康と福祉を」の概要について触れていきます。

日本では医療制度が充実しており医療体制や保険制度により、多くの人が適切な治療を受けることができています。
風邪を引いたり、ぎっくり腰になったりしたとき。不安を抱えたり、辛いとき。
日本に住んでいる私たちは、健康が失われたときに健康のありがたみを感じる方も多いと思いますが、世界には健康を維持すること自体が難しい環境下にいらっしゃる方もたくさんいます。
いま世界では何が起こっているのでしょうか。

【世界で起きていること】
基礎的な医療保険サービスを受けられない人の数は、なんと世界人口の約半分にあたる36億人もいて、さらに深刻な問題を抱えている方は4億人と言われています。
また、世界では5才になる前に亡くなってしまう子どもも多くいて、その数は年間約520万人もいます。これは5秒に1人の子どもが命を落としている計算です。
今、これを読んでいただいているたった5秒の間に1人の人間の命が失われているわけです。
多くの子どもが命を落としてしまう大きな原因として、医療保険などの問題で病院に行けないことに加えて、必要な予防接種やワクチン接種を受けることができないことがあります。

これらの課題を解決し、すべての人が健康的に生きていくための目標が、ゴール3「すべての人に健康と福祉を」になります。13のターゲットについては本文最後に載せていますので、よろしければご覧ください。

【日本の課題とは?】
では、今度は日本の課題に視点を移しましょう。日本は世界でも有数の長寿国と言われていますが、人々の健康を支える医療費を負担する働く世代の減少により今の医療体制が保てなくなる恐れがあることも視野に入れなければなりません。
高齢化社会になっても医療体制を確保するためには、一人ひとりが健康であり続ける「健康寿命」を延ばすことが重要になってきます。歳を重ねても寝たきりや認知症になることなく、質の高い生活をそれぞれが楽しみ、満足した生涯を送っていきたいですよね。

各自治体でも健康寿命を伸ばすための運動機会の提供や勉強会などがあり、東久留米市では無料健康相談(保育つきの回もあり、これは嬉しいですね)も実施しています。詳しい日程はチラシ【健康課ガイド】をご覧ください。生涯学習センターでもチラシをお取り扱いしていますのでお気軽にお持ち帰りくださいませ。

【私たちができること】
まずは自身の健康習慣について考えるなど、できることから始めてみましょう!
たとえば…
・世界の医療課題に興味を持ち、ワクチン募金などをしてみる→古着deワクチンの古着回収を生涯学習センターにてご参加いただけます。(10/1から10/10限定)
・健康診断、検診を定期的に受ける
・運動の習慣化、食生活の改善など、健康に気をつかう。自分が取り組める範囲から始めてみる、など。

まずはできることから始めてみませんか?

★★★スポーツ健康ウィーク東久留米2022パネル展★★★
東久留米市立生涯学習センター1Fロビーにて
期間:10月1日(土)から10月10日(月・祝)まで
第1部では健康をSDGsの視点から、
第2部では市の取組として市健康課協力のもと、健康推進委員活動パネル展示、健康相談日程などの情報提供などもご紹介しています。
第3部は身近に取り組める健康ということで、センター企画の9/27実施される「東久留米てくてくさんぽ」の活動写真展示、センター内で活動されている健康ジャンルの活動団体様のご紹介を行います。この展示が皆さんの健康を考えるきっかけになれば幸いです。

窓口にて下記実施します。
●古着でワクチン(古着回収、1人2着まで。)
●歯間ブラシ配布(先着40名限定、1人1本限り)
詳細はイベントページをご覧ください。
https://www.higashikurume-lll.jp/cgi-bin/event.cgi?MODE=DETAIL&REC_NO=328

【お問い合わせ】
東久留米市立生涯学習センター 042-473-7811

***********
【次回配信】
まろにえらーにんぐ情報は第22回より不定期配信となっております。
次回配信をお楽しみにお待ちください
***********

最後に:SDGsゴール3のターゲットはこちら
3.1 2030年までに、世界の妊産婦の死亡率を10万人当たり70人未満に削減する。
3.2 全ての国が新生児死亡率を少なくとも出生1,000件中12件以下まで減らし、5歳以下死亡率を少なくとも出生1,000件中25件以下まで減らすことを目指し、2030年までに、新生児および5歳未満時の予防可能な死亡を根絶する。
3.3 2030年までに、エイズ、結核、マラリアおよび顧みられない熱帯病といった伝染病を根絶するとともに肝炎、水系感染症およびその他の感染症に対処する。
3.4 2030年までに、非感染症疾患(NCD)による早期死亡を、予防や治療を通じて3分の1減少させ、精神保健および福祉を促進する。
3.5 麻薬乱用やアルコールの有害な摂取を含む、薬物乱用の防止・治療を強化する。
3.6 2020年までに、世界の道路交通事故による死傷者を半減させる。
3.7 2030年までに、家族計画、情報・教育、およびリプロダクティブ・ヘルスの国家戦略・計画への組み入れを含む、性と生殖に関するヘルスケアをすべての人々が利用できるようにする。
3.8 すべての人々に対する財政保障、質の高い基礎的なヘルスケア・サービスへのアクセス、および安全で効果的、かつ質が高く安価な必須医薬品とワクチンのアクセス提供を含む、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)を達成する。
3.9 2030年までに、有害化学物質、ならびに大気、水質および土壌の汚染による死亡および病気の件数を大幅に減少させる。
3.a すべての国々において、たばこ規制枠組条約の実施を適宜強化する。
3.b 主に開発途上国に影響を及ぼしている感染性および非感染性疾患のワクチンおよび医薬品の研究開発を支援する。また、ドーハ宣言に従い安価な必須医薬品およびワクチンへのアクセスを提供する。同宣言は公衆衛生保護およびすべての人々への医薬品のアクセス提供にかかわる「知的所有権の貿易関連の側面に関する協定(TRIPS協定)」の柔軟性に関する規定を完全に行使する開発途上国の権利を確約したものである。
3.c 開発途上国、特に後発開発途上国および小島嶼開発途上国において保健財政、および保健従事者の採用、能力開発・訓練、および定着を大幅に拡大させる。
3.d すべての国々、特に開発途上国の国家・世界規模な健康リスクの早期警告、リスク緩和およびリスク管理のための能力を強化する。






このページの一番上へ

東久留米市立生涯学習センター(まろにえホール )
    • 【所在地】〒203-0054 東久留米市中央町2-6-23
    • 【TEL】042-473-7811
    • 【開館時間】9:00~22:00
    • 【駐車台数】60台(ほか身障者用スペース2台有り)
    • 【休館日】第4月曜日(第4月曜日が祝日の場合その翌日)
      ・年末年始(12月29日~1月4日)